使い方
「画面で解く」では、式の計算が1問ずつ表示され、答えは画面のキーで式を組み立てて入れます。分数は、分子を入れて「分数」キーを押し、分母を入れます。たとえば (2x−y)/3−(x+y)/2 の答えは、(x−5y)/6 と入れても、x/6−5y/6 と入れても、1/6x−5/6y と入れても○です。等式の変形では、「y =」の右辺だけを入れます。式の値は、数字キーで数を答えます。
「プリントを作る」では、式が長くなるため、1ページの問題数を少なめにしています。答えのページには、かっこをはずす・通分する・約分するといった手順を入れられます。
式の計算の考え方と例題
多項式の加法・減法と、数との乗除
例題1 (2a+3b)−(a−4b)。ひくほうのかっこをはずすと、中の符号がすべて変わって 2a+3b−a+4b。同類項をまとめて a+7b です。例題2 3(2x−y)−2(x−3y)=6x−3y−2x+6y=4x+3y。(12x−8y)÷4 は、各項を4でわって 3x−2y です。
分数の形の式
例題3 (2x−y)/3−(x+y)/2。分母を6にそろえて、{2(2x−y)−3(x+y)}/6。分子のかっこをはずして 4x−2y−3x−3y、まとめて (x−5y)/6 です。ひく式の分子には、かっこをつけてから符号を変えます。
単項式の乗法・除法
かけ算は、係数どうし・文字どうしをかけます。3a×(−2ab)=−6a²b。わり算は分数の形にして約分します。6x²y÷(−2x)=−3xy。3a²b×4b÷6ab は、分数にして 2ab になります。(−2x)² は −2x を2回かけて 4x² です。
式の値と等式の変形
式の値は、先に式を簡単にしてから代入すると計算が楽です。2(x+3y)−(x−5y)=x+11y に x=2、y=−3 を入れると 2−33=−31。等式の変形は、解く文字を一方の辺に残します。2x+3y=6 を y について解くと、3y=−2x+6 から y=(−2x+6)/3 です。S=ah/2 を h について解くなら、両辺を2倍して 2S=ah、両辺を a でわって h=2S/a です。
つまずきやすい点
いちばん多いのは、ひき算のかっこをはずすときに、2つ目以降の項の符号を変え忘れる間違いです。分数の形の式では、分子にかっこをつけ忘れて、−(x+y) の符号を変え損なう例が目立ちます。同類項は、文字と指数がそろった項どうしだけをまとめます。x と x² は別の項です。単項式のわり算で、÷6ab を「÷6 の後に ×ab」と読む間違いにも注意しましょう。÷のあとの単項式は、ひとまとまりでわります。
問題の種類
- 多項式の加法・減法:2文字の式。「基本」は1次の項だけ、「標準」「発展」は2次の項も含みます。
- 多項式と数の乗法・除法:3(2x−y)−2(x−3y)、(12x−8y)÷4+(x−2y) など。
- 分数の形の式の加法・減法:通分して、約分できれば約分します。
- 単項式の乗法・除法と乗除の混合・累乗(発展):答えの係数が分数になることもあります。
- 式の値:簡単にしてから、負の数を代入します。
- 等式の変形:2文字の等式、面積や周の長さ、平均の公式など。
練習の進め方
まず「基本」で、多項式の加減・数との乗除・単項式の計算に慣れます。次に「標準」で分数の形の式・式の値・等式の変形に進み、「発展」で乗除の混合まで広げると、段階的に力がつきます。間違えた問題は、解き方に出る「かっこをはずす」「通分する」「約分する」の行を、自分の途中式と見くらべるとよいでしょう。答えは形まで判定されるので、「同類項をまとめる」「約分する」まで書く習慣もつきます。
よくある質問
項の順番や、分数の書き方が違っても○ですか?
○です。同じ式なら、2x−7 と −7+2x、(x−5y)/6 と x/6−5y/6 のどちらでも正解にします。ただし、かっこが残っている・同類項がまとまっていない・約分できる・÷のままの答えは、理由つきで×になります。
答えに3乗以上は出ますか?
この単元の答えの文字の指数は2までです。パソコンなら x^3 のように入れることもできます。
式の値の答えが分数になることはありますか?
あります。「分数」キーで、分子と分母を入れます。約分した形で入れてください。
等式の変形の答えに、解く文字も入れますか?
入れません。「y =」は表示されているので、右辺だけを入れます。
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